2月27日(金)に野田商工会議所にて第3回防災ワークショップを開催いたしました。今回は元自衛隊員で野田市防災安全課の島様をお招きし、災害現場の状況や救援活動の経験から肌で感じたことについて映像を交えながら、お話をいただきました。
阪神・淡路大震災の際には約8~9割の方が本棚や食器棚の下敷きとなり圧死や窒息死により、亡くなってしまいました。そのため家具が倒れないよう事前に対策を講じることがいかに大切かを今回の講義で実感いたしました。
また、災害が起きてからでは遅い企業の事業継続計画(BCP)についてお話をいただきました。企業の事業活動は主に4つの経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)に支えられており、災害発生時にその経営資源を守り、事業活動をいかに継続・復旧させるかが企業の生き残りに影響するとのことでした。
その後、看護師のメンバー横山さんに「119番」の流れや窒息の解除の仕方、AEDの使い方について実践を交えながらお話をいただきました。
「119番」をかけると松戸の指令室につながり、現場の住所を冷静に伝えられるか、外出先であれば近くの電柱等の目標物をいかに正確に伝えられるかが鍵となります。
窒息の解除では食事中喉に異物を詰まらせ、咳をしている際には、背中をたたいてはいけないこと。呼吸が止まってから約2分で心臓が止まるため、心肺蘇生を救急車が到着するまで続けることなど具体的なお話をしていただき、AEDの使い方も実践を交えながら、体験いたしました。
「もしも」の時に備えることが、「いつも」の安心に繋がると実感するワークショップとなりました。
女性会事業として令和7年6月25日(水)野田商工会議所にて一般市民から野田市内の企業・団体に向けて防災講演会を実施します。
当講演会では現地での災害状況や体験談についてお話をいただき、災害発生時の対応や家族や地域で出来る備えについて学ぶ機会をご提供できればと思っておりますので、一人でも多くの方にご参加いただければと思います。お待ちしております。